第十二幕「史上初超侍合体(しじょうはつちょうさむらいがったい)」

シンケンジャーを久々にじっくり見れたので、感想を。
(だいぶ話数が飛んでしまいましたが・・・orz)


今回は初の続き物でしたね。


前回、丈瑠が外道衆を倒す最後の切り札であることを知った
4人の家臣ズはその命を懸けて丈瑠を守ることを誓うが、
丈瑠にはそれが心理的な重荷となってしまう。
そんなこともあり、いつもより動きのにぶい丈瑠のピンチを
身を挺してかばった流之助とことはが重傷を負ってしまう。
その自責の念からか、背負った責任の重さからか、丈瑠は一人屋敷を出て行ってしまう。


というのが前回のあらすじでした。
今回はメンバー各自がそれぞれの覚悟を改めて問い直し、
それによって結束を更に固くする、そんな回でした。


・殿を心配しつつも明るく振舞うジイ
丈瑠とジイの信頼関係はとてもすばらしいですね。
とても心配してるにもかかわらず、丈瑠の今の心理状態を理解し、あえて探さないジイこと彦馬。
家臣ズの前でも殿は心配ないと明るく振舞い、丈瑠がいないことによる皆の戸惑いを抑える。
そして殿が帰ってきた時には心底嬉しそうに出迎えるジイ。
いやー、ここにも萌えありですねw


・「殿様」であるという運命を考える家臣ズ
残された茉子たちは、丈瑠の背負った「殿様」という立場について考える。
殿になるということは、その家臣の命をも預かるということ。
そして家臣を捨てても、自分は生き残らねばならないという過酷な運命。
自分がその立場だったら「殿様」を辞めるという茉子。
しかし丈瑠は辞めることができない。その運命の重みを各自考える家臣ズ。
茉子は本当に人の弱い部分をよく理解できる人ですね。さすが姉御。


・自分の運命を再確認する丈瑠
偶然出会った外道衆に父親を殺された少年に自分をダブらせる丈瑠。
「決して逃げるな!外道衆からこの世を守れ!」
亡き父の最後の言葉を思い出す丈瑠。そして現れる外道衆。
まだこの時点では、丈瑠の心の問題はあまり解決していません。
ただその使命感のみで駆けつける丈瑠。さてどうなるか・・・。
しかし、この幼稚園児と遊ぶシーンの丈瑠。優しい顔をしていますね。
そして今日の殿萌えポイント。
「ば、場所がわからなかっただけだから・・・!」


・生身での殺陣とそれぞれの覚悟
一人戦う丈瑠のもとへ駆けつける家臣ズ。
そして、あえて変身せず、生身での殺陣。すごい!かっこいい!!
そして戦いながら改めて丈瑠と戦う決意を語る家臣たち。
その思いを受け止める丈瑠。
丈瑠「お前たちの命改めて預かった!」
流之助「もとより!」
丈瑠「俺の命、お前たちに預ける!」
千明「まかせろ」
ことは「はい!」
静かにうなずく茉子と流之助。
いーですねー!この一連の流れ!グっと来ました!
当初は家臣から仲間になっていく過程を描いていくのかと思ってましたが、
仲間ということではなく家臣のまま、しかし更により強い絆で結ばれる五人。熱い!
丈瑠の背負った責任ということに関しては何も変わっていないんですが、
それを一人で負うというのではないことに気づいた丈瑠、
丈瑠の責任の重さを理解し、それに尽力することを誓った家臣ズ。
これからまたシンケンジャーは強くなることでしょう。


・新合体と流之介のマメさ
空を飛ぶオオゾラナナシにてこずるシンケンオー。
そこで流之助の企画書(笑)登場!
表紙付き全4ページの色付き!細かい書き込み!しかも全員分5部ずつコピー済み!w
ダイテンクウをシンケンオーに合体させるというご先祖もやってない大技ですが、見事合体成功!
テンクウシンケンオー天下統一!
シンケンオーが空飛んでる!!
そこで殿が流之助に一言。
「初めてお前に感心したぞ!」(爆)
それでも嬉しそうな流之助萌えw
そして必殺技の前に律儀に企画書(笑)のページを確認する殿超萌えw
しかしテンクウシンケンオーはゴツイw合体の文字が画数が多い「超」なのも納得w
前回あれだけてこずったウシロブシを、楽々撃破!


これで、ちょうど1クールなんで、今までの軽いまとめの回としても見れました。
最初に先祖からの使命感のみで集まったそれぞれの家臣、それに反発を覚えていた丈瑠。
時を経ることによって、お互いへの信頼感が増し、改めてともに戦うことの意義を再確認する。
12話で一つの話と言える、すばらしい構成ですね。
これからもやはり見逃せません。


正直、シンケンジャーの感想を書く機会が減っていることは否めませんが、
このクオリティの話が続く限り、楽しんで見続けることはまず間違いないです。